【入間市】これが泥団子なんだって! まるで地球みたいに美しい泥団子を左官の技術で体験できるイベントが開催されました。
突然ですが、皆さんは「泥団子」というと、どんなイメージを思い浮かべますか? 「そうだなぁ。茶色くてピカピカに光っていたよね?」「泥団子って作るの難しいんだよね。途中でひび割れちゃったりして、なかなか磨くまでにはいかなかったなぁ(笑)。」なんて思う方も多いのではないでしょうか。
入間市博物館ALITでは現在「いるまたてものがたり」という特別展が開催されています。この特別展では建物にまつわる様々なイベントも同時開催しているんですよ。
筆者は「ピカピカ泥だんごづくり~ちびっ子左官になろう~」という土蔵造りの材料となる漆喰(しっくい)を使って泥団子を作るイベントに参加してみました。
会場に到着すると、既に形成されている大量の泥団子たちがお出迎えしてくれました(笑)。まだ磨かれていない状態ですし、この泥団子を漆喰を使ってピカピカに仕上げていくということなのでしょうか。これは楽しみです!
このイベントでは入間市の文化遺産をいかす会の宮越さんが先生となって、皆さんに泥団子の作り方を教えてくださいますよ。
まずは泥団子を水の中にサッと浸してから5分ほど乾かしていきます。宮越さんによると水に浸しすぎると泥団子が崩れてしまうとのこと。皆さん真剣な面持ちで、泥団子を水の中へと入れていきます。いやぁ。これは緊張しますね。
水の引き加減を確認したら、刷毛で漆喰を優しく塗っていきます。今回は塗料が混ざっている漆喰を使って泥団子を作っていくのですが、筆者が参加したグループは青を選びました。塗っては乾かしてを3回繰り返していきますよ。
漆喰は厚塗りしてしまうと乾きが遅くなってしまったり、磨いていく作業の時に穴が開いてしまったりするので慎重に塗り進めていきます。
さぁ。漆喰が固まりました! いよいよピカピカな泥団子になるように磨いていきますよ。
磨きに使っているのは、地元で有名なお菓子屋さん「かにや」のプリンの空き瓶だと宮越さんが教えてくれました。瓶の口が泥団子のカーブにシンデレラフィットして磨きやすいんですよね。
磨けば磨くほどピカピカに仕上がるので、皆さんは夢中で磨いていきます。そして完成した美しい泥団子はこちら!!
同じ工程で作っていった泥団子ですが、使った漆喰のカラーや塗り方で全く異なる泥団子になっています。しかも泥団子だとは思えないくらいの輝きです。
なんだか私たちの住む地球のようじゃないですか? こんなにも美しい泥団子を筆者は見たことがありませんよ。
このピカピカな泥団子を作るイベントは入間市博物館ALIT以外でも入間市の文化遺産をいかす会の主催で年に数回開催されています。
「こんなにキレイな泥団子が作れるの!?」と興味を持った方は、入間市の文化遺産をいかす会のホームページにアクセスして情報をキャッチしてくださいね。
入間市博物館ALITはココ↓