【入間市】ピンっと張った空気にひるむなっ! 茶レンジャー達が果敢に挑む「第8回 T-1グランプリ in入間」が開催されました。
2024年3月3日(日)に入間市上谷ケ貫にある埼玉県茶業研究所にて、入間市内の小学生達が地元の銘茶である狭山茶についての知識や淹れ方などを競う「第8回 T-1グランプリ in入間」が開催されました!
このT-1グランプリは入間市に生まれ育った子ども達に、狭山茶という素晴らしい銘茶のことを深く知ってもらうきっかけとなってほしいという願いが込められているんですよ。
子ども達は「お茶の種類あて競技」「お茶のいれ方実技競技」「◯✕筆記クイズ」の3つの競技に挑みます。これがまた難易度が高く、想像以上の熱いバトルを繰り広げるとのウワサ!
成績上位の子ども達は狭山茶を紹介する「入間市お茶大使」に任命されるということもあり、まさに真剣勝負。
今回のT-1グランプリには総勢59名の勇敢な「茶レンジャー」が狭山茶博士の頂点に挑みます。
筆者は「お茶の種類あて競技」と「お茶のいれ方実技競技」の時間から、茶レンジャー達の白熱したバトルを見守らせていただきましたよ。
「お茶の種類あて競技」には8種類のお茶が用意されています。ちょっと待って下さい(汗)。これは、狭山茶に慣れ親しんでいる大人達も思わず怯んでしまいそう。
皆さんは、どれがどのお茶か区別が付きますか!?
子ども達はお茶の見た目と香りで種類を当てていっていますよ。
入間市内の小学生は3年生になると狭山茶についての勉強が始まり、近隣のお茶屋さんから狭山茶ができる工程を学んでいますが…。いやぁ。お見事です!!
さて。「お茶のいれ方実技競技」の会場へと向かってみましょう。
まず、この静かな空間をご覧ください。逃げ出したくなるようなほどに「ピンっ」と張り詰めた空気で、筆者は思わず息を飲んでしまいましたよ。
「これからお茶淹れを始めます。」と審査員に伝えてから、お茶を淹れていきますよ。
ん!? 動きが止まりました。だ…大丈夫でしょうか? どうやら緊張で手が止まったのではなく、お茶が一番美味しくいただける温度にお湯を冷ましているみたいです。安心しました(泣)。
軽快なリズムで急須を振り、狭山茶の一番美味しいところを一滴残さず注いでいます。この静と動のコンビネーションが本当に美しいんですよ!!
「美味しいお茶が入りました。どうぞお召し上がり下さい。」と審査員に伝えて、お点前終了です。この後は審査員と茶レンジャーとで美味しいお茶をいただきます。
このお茶の味も審査対象というのですから、T-1グランプリの難易度の高さを物語っています(汗)。
この後、上位4名による「お茶のいれ方実技競技」での決勝戦が講堂で行われるとのこと。講堂へ向かってみましょう。
いやーっ!! こんなにたくさんの人の前でお点前!?
しかも杉島理一郎入間市長らが審査員です。でも、そこは上位4名の茶レンジャー達です。冷静に美しくお茶を淹れていきますよ。もはや尊敬しかないです。本当に素晴らしいお点前でした。
今回のT-1グランプリでは9名が入間市お茶大使に任命されましたよ。さっそく大使としてのお仕事が舞い込んできました!! FM茶笛と入間ケーブルテレビの取材に胸を張って受け答えしています。
「狭山茶とお茶屋さんが大好きで、絶対にお茶大使になりたかったので嬉しいです!」
「狭山茶を知らない人達にも、この美味しさを大使としてアピールできるように頑張ります!」皆さん本当に狭山茶のことが大好きなんですね。
T-1グランプリ主催の茶人(ちゃっと)代表の中島さんにお話を伺ったところ「今年からコロナ禍前の開催方式になったのですが、入間市の子ども達がたくさん帰ってきてくれました。狭山茶が人と人とを繋げるツールとなってくれることを、未来ある子ども達に託したいです。」と仰っていました。
これから狭山茶のお茶屋さん達は、新茶のシーズンに向けて大忙しとなります。
入間市お茶大使の皆さん!! そんなお茶屋さん達に代わって、入間市お茶大使の皆さんのアピールに期待しています。頑張ってくださいね!
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