【入間市】大人の本気を見せてやれ! 全力を尽くした背中が胸を熱くさせた「第57回入間市駅伝競走大会」が開催されました。
晴れて澄み渡った青空の下、2023年12月17日(日)に「~入間市スポーツ振興まちづくり条例制定記念~第57回入間市駅伝競走大会」が開催されました。この大会に用意されたコースは入間市博物館ALIT周辺特設コースです。こちらの特設コースは1周5kmの道のりを6人で襷を繋ぎながら5周するという全長25kmのコースです。
今回の駅伝大会は2023年10月1日施行の入間市スポーツ振興まちづくり条例制定記念の大会となり、地区スポーツ協会12チーム、一般の部121チーム(※完走119チーム)に加え、入間市スポーツアンバサダーであるACアルマレッザ入間も特別参加しましたよ。
選手受付が7:30から入間市博物館の駐車場で開始されるとのことだったので、筆者もその時刻に合わせて伺ってみました!
駐車場エリアはもちろんのこと、博物館前の芝生が広がる市民広場には出場チームの皆さんや応援に駆けつけた方が大勢いらっしゃっていました。場内は冬の寒さと選手の皆さん達の緊張感とで「ピーン」と張りつめた雰囲気が漂います。筆者もなんだか緊張してきてしまいました。
そんな空気を和らげるかのようにレストラン「茶処 一煎」前では地元で収穫された新鮮なお野菜の販売と、そのお野菜を使った温かい豚汁が販売されていましたよ。これは五臓六腑に染み渡りますよ。とっても美味しそうです!
駅伝大会のスターターを務めるのは、入間市スポーツアンバサダーの第5代K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者のレオナ・ペタス選手です!!
ここはレオナ選手に緊張感を吹き飛ばすような砲声で気合を入れていただきましょう。
スタート地点には第一区を走る選手の皆さんがズラリと並び、スタートを今か今かと待っています。沿道は応援に駆けつけた方で埋め尽くされ「がんばれーっ!」「目標のタイムは絶対クリアできるぞ!」と、大きな声援が飛び交っていました。
そして、この駅伝大会が「本格的なレース」だという雰囲気を醸し出していたのは、選手の皆さんを先導する白バイの存在でしょう! テレビの中の駅伝大会ではこの光景を筆者も見たことはありますが、まさか入間市内でテレビのような場面に遭遇するとは思いもしませんでしたよ。
さぁ。時計の針は9:15を指しました。いよスタートです!
レオナ選手が放ったピストルの砲声と共に、一斉に飛び出す選手の皆さん! かなりのハイスピードで沿道の皆さんの前を駆け抜けていきます。
特設コースは1周5kmですからね。日頃トレーニングしていたとしても、この寒さとアスファルトの硬さで疲れてしまうんじゃないかな…。なんて、思っていたら「ちょっと待って! 白バイがもう戻ってきたよ(汗)!!」という声が沿道から聞こえてきました。振り返ると、スタートしてから10数分のタイムで先導の白バイクと1位のチームが見えてきたじゃないですか!!
これは西武スポーツ協会の選手ですね! とんでもない速さで戻ってきますよ(驚)。「あれは西武か!? やっぱ速いなぁ!!」と、襷を待っている選手の皆さんからも驚きの声が上がっていました。
自分の区間を走り切り、肩で息をしながらしゃがみ込んだり道路に倒れ込む選手の皆さん。この姿に「大人の本気」という力強いものを感じました。仕事のお昼休みや通勤時間をトレーニングに充ててきた方、家事を終え、お子さん達が寝静まってから毎日ランニングに出掛けていたという方のお話を伺っていたので、何だか胸が熱くなってしまいましたよ。
その全力を尽くした姿は、沿道で応援をしている子ども達に「スポーツの素晴らしさ」と「諦めずに前へ前へと進むことの大切さ」を教えてくれているような気がしました。
今回の駅伝大会で優勝したチームは、スポーツ協会の部では「西武スポーツ協会(タイム・1:20:56)」が。一般の部では、自衛官の方々で構成されたチームの「やまたまご(タイム・1:16:16)」でした。皆さん本当にお疲れ様でした!
駅伝大会の結果や区間賞などの詳しい情報は入間市のホームページに掲載されていますので、是非ご覧になってみてくださいね。
入間市博物館ALITはここ↓