【入間市】誰もが大迫力の朝稽古に息を飲み、力強さに酔いしれる。「相撲のまち入間」に春日野部屋が合宿稽古を行いました。

202464日(火)~612日(水)の間、大相撲の名門部屋である「春日野部屋」が入間市市民体育館脇の屋外土俵にて合宿稽古を行いました。春日野部屋は毎年6月の上旬から2週間ほど入間市内に滞在し、朝早くから土俵の上で稽古をつけ身体と心を鍛えています。

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筆者はとある平日の朝、勇ましいお相撲さん達の朝稽古の姿を見学に伺いました。

筆者が屋外土俵に到着したのは830分頃です。間近でお相撲さんが見られるチャンスということもあり、既に多くの方が見学にいらしていましたよ。

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土俵際からお相撲さんを目の前にすると、とにかく逞しくて大きな身体に驚かされます。何よりも身体と身体がぶつかり合う時に発する「バチーン!!」という音は、テレビ中継では決して感じることのできないくらいの大きさで響き渡っています。

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どんなに疲れていても強くなるために歯を食いしばって立ち上がり、我先にと手を挙げて胸を借りに行くんです。威勢よく胸にぶつかって精一杯の力を込めて押していきます。

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すると、稽古を見守るお相撲さん達からは「押し、押し、押しっ!!」「粘れっ。諦めるなっ!!」と声が上がります。

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この迫力の稽古の姿に、見学に来ている皆さんが「んっ!」と息を飲むのが分かるくらいの緊張感が続きます。この光景に筆者も思わず息を止め、身を固くしてしまったほどです。

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この夏場所で新十両に昇進した栃大海関が土俵に上がりましたよ。栃大海関は越谷市出身でありながら、小学生の頃から強くなりたい一心で「入間少年相撲クラブ」の総監督である西澤正夫さんのお宅に住まいを移し相撲に打ち込んできた入間市にゆかりのあるお相撲さんです。

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栃大海関は身長が193センチもあり、土俵に上がっただけでも存在感は抜群です。稽古の総仕上げである「ぶつかり稽古」は土俵際での詰めを鍛えるために必要な稽古で、体力的にも気力的にも非常にきついとされています。

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親方から「顎を上げるな。首を取られるぞ!」「足だよ。足。下半身の安定感が無いから持っていかれるんだ。意識して押せ!」との声が掛かります。

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気合を入れ直して再び栃大海関の胸にぶつかっていき、息が上がりながらも決して諦めない姿に筆者は胸が熱くなりましたよ。

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稽古が終わると、稽古の最中の厳しい顔とは一転して優しい笑顔の栃大海関が! 写真撮影に応じたり、ファンの方々とにこやかにお話をしています。このギャップのある姿に皆さんの心は掴まれてしまったようです!

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ファンの方にお話を伺ってみると「こんなにも近くで稽古が見学ができるとは思ってもみませんでした。厳しい稽古の上に強さがあるのですね。感動しました!」

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「お相撲さんは近寄りがたいと思っていたのですが、とっても優しいお顔で写真撮影に応じてもらえるなんて! 今日から栃大海関推しになりたいと思います(笑)。」と仰っていましたよ。

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来年も「相撲のまち」である入間市で、春日野部屋合宿稽古が開催されることを楽しみにしています。また、春日野部屋の皆さんの更なるご活躍をお祈りしております。貴重なお時間をありがとうございました。

朝稽古が行われた土俵のある入間市市民体育館はここ↓

田中アヤ
 

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